Home l 貴卑談語 l ブラジルを遊ぼう l 談語フォーラム l リンク l サイトについて l カタカナ表記について l ご意見 |
ナタール ドタバタ観光記(3) |
ナタール市の概要
観光スポット
ナタールの料理
ナタールのレストラン
ドタバタ観光記(1)
ドタバタ観光記(2)
ようやく到着したナタールの空港は、開港からまだ3年ということで、こじんまりとしているものの、とても清潔感のある綺麗なものだった。機内の時間表示を見て分かったのだが、どうやらナタールは夏時間じゃないらしい。旅行社の人が迎えに来てくれていたが、まだ1人、他の客が出てくるという。それまで、空港の写真でも撮影しようと外に出たところ…、まさにカンカンの酷暑であった。たかが数10メートルで、汗だく。
これがその空港 |
空港から市内に向かうバスで、やはりナタールは夏時間じゃないことなどを教えられる。ナタールは、ブラジルのほとんど東端。夏時間を採用していないということもあり、旅行した11月中旬なら、午後5時には薄暗くなるという。「1時間得したでしょ」と言われたが、そんな気分にはなれなかった。
そして私は、旅の疲れもあってホテルに到着後、すぐに爆睡してしまった…。
ちなみにナタールは、電源(コンセント)が220Vなので注意を要する。110ボルトの携帯電話などは、フロントに頼めば充電してくれる。といっても私は、携帯電話を所有していない(これがある意味、生き方として語れるレベルまでブラジルも来ました)。
夕方、むっくり起きた頃は、午後5時ぐらいだったが、すでに薄暗かった。到着当日はフリーなので(というか、基本的には市内観光と半日のバギー以外はフリーなのだが)、この日はゆっくり、どこぞのレストランでモケッカでも食べようと考えていた。空港からホテルに行くマイクロバスの中で聞いたところでは、ホテルから少し(といっても急坂を)上がったエンジェネイロ・ロベルト・フレイレ大通り(Av. Engenheiro Roberto Freire)沿いに、有名なレストランがあるという。ま、それは後にして、海でも見るか!と、カメラバックを掴んでブラブラと散歩に出かけた。
ちなみに、私が宿泊したホテルは「Praia Mar Hotel」という、ポンタ・ネグラ海岸の北端に位置する3ツ星。何か頼んだ後のリアクションが遅いのが難点(というか、いかにも東北部)だが、海岸は近いし有名レストランも近く、きわめて便利なところであった。しかも、インターネットカフェが、真向かいにある。全体的な質はよろしくないが(というかこれが3ツ星の標準という気もするが)、さりとて絶対に許せない!という不満点もないホテル。まぁ、正規料金で宿泊すれば、割高感はぬぐえなかったかもしれない。ロケーションとしては、ポンタ・ネグラ海岸を楽しめる北端の限界という感じ。これ以上北のホテルになると、海岸の中心部まではタクシーを利用したくなる。反対に、サモーやカマロンエスといったレストラン、民芸品の青空市には近い。とはいえレストランは、電話一本で送迎してくれる(らしい)ので、とりわけ大きな利点というわけでもないが。
ちなみに民芸品の青空市は、このホテルを上がってエンジェネイロ・ロベルト・フレイレ大通りを中心街に向かって700メートルほど歩いたところ、左手の公園にあります。
ホテルのサイトはこちら。
http://www.praiamarnatal.com.br/
それから、後日ツアーを共にしたブラジル人の新婚さんは、ナタール・ドゥーナス・ホテルを利用されていた。ここからなら、モーロ・デ・カレッカまで、苦もなく歩いて行ける。ちなみに新婚さんいわく、「かなり快適なホテル」とのこと。
こちらのホテルのサイトはこちら。
http://www.nataldunnas.com.br/
しかし…、午後も5時半ともなると、すでに薄暗い。海岸沿いの道をブラブラ南下すると、たくさんのレストランが並んでいた。その中で1軒、Tシャツ屋があったのでイキナリ、初日から買い物までしてしまった。そうこうしている内にますます薄暗くなり、どのレストランに入るか決心がつかなくなった。
「いっそのこと、有名レストランとやらに行くか!」
ハァハァ言いながら急坂を上り、「サモー」にするか「カマロンエス」にするか…などと悩んだのだが、どうもロケーションが良くない。せっかくだから屋外で食べたい。しかし…、大通りに面しているため、車がビュンビュン走っているのだ。(なんか、サンパウロと変わらん。もういちど、海岸まで行こうよ)と、なんとも優柔不断に歩いていると…本当にお腹が減ってクラクラしてきた。
そこで飛び込んだのが、カクタス。単純に、呼び込みのおじさん(実はアントニオ・バチスタさんという経営部長でもあったのだが)の会話が面白かったというだけで決めてしまった。ここのモケッカは、味もそれなりに美味しかった。ただ、メカジキのシーズンということで、コイツが素材となっていたのは感心しなかった。もっとも、後になって分かったが、「特定の魚の料理でない魚介料理」の素材はこの次期のナタールなら、どのレストランへ行ってもこればかり。個人的には、モケッカは白身魚の方が美味いと思う。かなりのボリュームであったが、ブラ妻と2人で平らげた。満腹。2人だと、色々なメニューを楽しめないことを痛感してしまった。泥蟹はオアズケである。
これがカクタスのモケッカ 3人前はありそう |
おっと、こんなことばかり書いていると、いつまでたっても本題に進まない。
ちなみに到着当日、ガイドさんから以下のオプションを説明された。
1) 終日のバギー
2) バイーア・フォルモーザ
3) ピッパ海岸
行きたければ別途、料金を支払う(それぞれ、1人あたり25レアル程度)。地元で配られているビラなどはもっと安いのだが、ガイドの質や車の条件などが不明のため、一概にどれが良いとは言えない。私たちが利用した旅行代理店はWheltourという会社で、ビラよりは割高であった。それでもガイドさんが最高に明るく、面白い会話で楽しませてくれた。結果的には大満足。ちなみにブラ妻と私は、今でもこのガイドさんと電話でお話する間柄である。
とはいってもこの時点では知る由もなく、ピッパ海岸だけをお願いした。
Wheltourのサイトはこちら。
http://www.wheltour.com.br/
Morro de Carecaは環境保全のため、登ることが禁じられている |
(つづく)
当サイトに掲載の文章や写真、図版その他すべての著作権は、断りのない限り美代賢志個人に帰属します。 |
Copyright (C) 2002 Kenji Miyo All right reserved. |