Home l 貴卑談語 l 談語フォーラム l リンク l カタカナ表記について l サイトについて l ご意見

 

2004年7月の写真

木陰

 正直、サンパウロってゴミゴミしていてキタナイと思う。歩道は穴ぼこだらけで、気をつけないとけつまずく。そうやって、下ばかり見て歩く癖がついた。

 ところが曇り空だった気候が一転、このところ、青空が広がる。そう言えば、シダと青空って、南国だなぁ…などと意識しながら歩いてみた。

 いいねぇ…と思うのはいずれも、警備員がいたりする建物の敷地で、ちょっと撮影はできなさそう。残念。

 そこで帰途についたところ…、今まで、全く意識したことがなかった場所に、大きなシダがそびえていた。

「うわ。でか!」

 名前は、皇帝椰子だったか。

 この椰子の木陰にお世話になったこともあるのに、下ばかり見て歩いているせいか、その存在に全く気付いていなかった。坂本九ちゃんじゃないけれど、上を向いて生きたいねぇ。そんなメッセージを、この椰子は伝えてくれるのだった。

カメラ ミノルタ DiMAGE A1
レンズ
露出 1/640 F5.0
現像 SILKYPIX
 

当サイトに掲載の文章や写真、図版その他すべての著作権は、断りのない限り美代賢志個人に帰属します。

Copyright (C) 2002 Kenji Miyo All right reserved.