|  当サイトにおける表記の基準をまとめてみました。日本の全国紙においても現状では、残念ながら統一された表記の基準がありません。それどころか、むしろ誤りとも思える表現がなされております。このページが、何らかのお役に立てば幸いです。疑問に思われる点や、よりよい基準(法則)などがありましたら、管理人に連絡いただけると幸いです。
 
 地名や人名などの一般的基準ブラジルの地名は、ポルトガル語の発音に準じる。中黒「・」は、「サンパウロ(        
        São Paulo                 
        )」、「ボサノバ(ボサ・ノーヴァ= Bossa Nova                 
        )など慣例となっているものを除き、挿入する。
 日本の一部マスコミ等で通例になっているカタカナ表記の誤りに関しては、正規の発音に近いものをカタカナで表現する。
 当サイトにおいて誤りとする表現 
  
    Liberdade=○リベルダーデ ×リベルダージ           
                ×リベルダーヂアクセントのない最後のE音は日本人にはI音に聞こえますが、正確にはE音の派生音であり、「リベルダージ」とするのは明らかな間違いです。
    Carro=○カーロ ×カーホ語頭のR、語中にあるRRは巻き舌でのR音がであり、H音に似た発音はリオ州や東北部での「方言的表現」なので採用しません。またこのH音的発音も正確には、舌の位置からしてH音とは異なります。
    Ronaldo=○ロナルド ×ロナウド ×ホナルド ×ホナウド母音を伴わないLは日本人にはU音に聞こえますが、正確にはL音であり、「ロナウド」とするのは明らかな間違いです。ホナルドやホナウドもまた、前項と併せた理由から採用しません。だいたい、ロナウドなどと書きながら、ブラジウ(Brasil)と書いている人もいないはず。
 
 アクセントに関する基準  アクセントは、アクセント記号がない限り終わりから2番目の母音にくる。アクセント表現は基本的に、次のように分類する。 
            
              続く綴りが「c、h、k、p、q」=促音例:cabeça=カベッサ
              続く綴りが「ao、e、f、g、i、l、m、n(nh以外)、o、s(発音がサ行のとき)、t(te、to以外)、u、x、y」=なし例:feijão=フェイジョン
              続く綴りが「a、b、d、j、nh、r、s(発音がザ行のとき)、te、to、z、v、w」=長音例:Liberdade=リベルダーデ
              アクセント記号の場合、基本的に長音
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