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ブラジルのゲーム機(ただし人気ゼロ) |
2005年5月29日 |
サンパウロ在住 美代賢志 |
グローボ局のドラマ、アメリカが人気らしい。ロデオがテーマのこのドラマのお陰で、ブラジルにおけるロデオの聖地バレットスを訪れる観光客も、ものすごい勢いで増えたんだとか。というわけで、ハチ娘を連れてとあるショッピングセンターに行ったところ、何やら牛のゲームを発見。
「お、ロデオかね。しかし、マットも無くて大丈夫かな。形もロデオマシーンと違うな。子供用かな…」
そう思いつつ近づくと…。
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ホルスタインですよ、みなさん |
…牛のお乳を搾る(搾った量を競う)ゲームだった。
「いったい、誰が搾乳を競って遊ぶんだ…」
まさに超絶ゲーム。農業立国ブラジルの良い子ですら、だれもこれで遊ぼうなどとは、思わないのだった…。
メーカーは、日本が世界に誇るセガ。いったい、誰がこんなのを考えたんだろうか。企画した人もすごいが、商品化にゴーサインを出した方もすごいな。もちろん、それを購入してこういう場所に堂々と置いてしまうブラジル人もすごいわけだけど。
「うわぁーい、僕、8リットル搾ったよ!」なぁんて子供の叫び声を想像すると、…というより、そんなことが想像もできないぐらいの、キワモノ。体温のあるリアルな牛の乳首なのかどうか、確認し忘れた。
この後ブラ妻に頼み、このホルスタインといっしょに私とハチ娘は、1枚の記念写真に収まったのでありました。もちろんこの「記念」とは、ハチ娘の成長の記録という意味ではなくて、キワモノゲームを発見した記念という意味ですぞ。
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