Home l 談語フォーラム l リンク l カタカナ表記について l サイトについて l ご意見

貴卑コラム l 作ってみようブラジルの味 l 迷訳辞典 l ブラキチさん いらっしゃい! l 何でもブラジルデータ

ブラジル小話 2006年9月

 

日付順(逆順)に並んでます

2006.09.29
 ソニーのバッテリーでは、Dellも東芝も、交換の対象が追加されましたね…。これって、もしかして「今まで危険なロットと判断されていなかったもの」が、レノボに装着されたソニー製バッテリーで発火事故を起こしたことから危険ロットに組み込まれた)ってことなんでしょうか? それとも、本当に最初から危険ロット(だけどレノボが安全宣言をしていた回路で発火したってことなんでしょうか? ソニーが主張するように「(DellとApple以外のケースでは危険性はなく、あくまでも)お客さまのご心配を払拭するため」であるなら、(DellとApple、レノボ以外の)今回のソニーの自主回収の対象のものは、使用を継続しても安全ということなんだろうか(もっとも、安全宣言はソニーの判断を真に受けたレノボの発表でもろくも崩れましたけど)。この部分、責任の所在という意味で、ものすごく気になるんですが…。東芝なんて現段階でも「発煙や発火の可能性はない」と言い切っちゃってるんで、「払拭してもらうような不安を抱いていない人は使って良い」ということなんでしょうか。

2006.09.28
 しばらく前から気になっていた、ソニーのリチウムイオンバッテリー問題。ついに、ソニーが自主回収するみたいですね。実は、つい最近ノートを買い換えたばかり。個人的には、DellとAppleだけで収まる問題じゃないと思っていたので(というか、当時はまだDellのリコールが始まったばかりでしたが)、ソニー製バッテリーを使用している可能性が限りなく小さいパナソニックでも、と思いつつ、別の会社にしたのでありました。ま、概略「Dell以外では問題ない(火が出ない)」というソニーの主張は、つまり、「他社では火は噴かない(けれども電池が使用できなくなる)が、電池は消耗品なので、1年未満で不具合出てもオッケじゃね?」という意味なんで、ソニーの対応はあまりにもひどいな、と思っていたんですよね。「安全宣言」をしつつも、「充放電に不具合がおきるの可能性があるためにリコール」という東芝は良心的でしたねー。むしろ、燃えるのはDellだけとか言って安全宣言をしちゃった(主に日本の)会社や、セルの問題であるのが明らかなのに問題はDellの回路設計とか言い張ってたソニーのほうが、かえって危険(というか消費者に対して無責任)だったというのは、なんというか、日本人として笑えないお笑いの世界ですね。自主回収する対象機種の選定がソニークオリティーだったら、それこそ対象外のパソコンからまた出火って事態にもなりそうな(…どこまでソニーは信用を失ったら気が済むのやら)。
 と、落ち込むような話題ばかりでもつまらないので。こういうヘソピアスってどうなんでしょうねー。私はちょっとヒキますが。

2006.09.27

2006.09.26
【おしらせ】
鹿児島県人会のサイトがオープンしました。
 すみません。関係者の方からアドレスをメールで送って頂いていたのですが、サーバーの段階でスパムとしてはじかれていました。ごめんなさい。バナーができましたら、リンクの方にも掲載いたします。よろしくお願いいたします。
 さて、本日の写真は「お掃除娘」。お掃除の定番といえば「お掃除おばさん」なんですが、ファイルに見あたらない…。お掃除おばさんって完全な道化役なんですが、お掃除娘はメイクはともかく、あまりおどけた様子ではないんですよね。かといって「こんなペイション(グラマー)と一緒なんて、 僕たちお掃除頑張ります!」と、お掃除の方々を元気づけるほどの容姿でもないような…微妙な立ち位置(というか踊り位置)なので、今年のカーニバルではついつい、いろんなバリエーションを撮影しました(当然ながら、愛想も良く踊りは上手いです)。年齢を重ねるとともに、お掃除おばさんのように下ネタ系の踊りもカモン!みたいに「成長」してしまうんでしょうか。他人事ながら、気になるのでした。

  あ、それからちょっとマヂかいな!という情報。
 あの、歌手の(だよね)グレッチェンが主演を張った映画が11月にレンタルビデオ店に並ぶそうです。もちろん、映画といっても日本のブラジル映画祭で上映されるようなものではなくて、
えっち映画らしい。タイトルはなんと、彼女の大昔のヒット曲(だと思う)「la Konga」(だっけ?)にあやかった、「La Conga Sex」。グレッチェンって、時代的にもキャラ的にも私はブラジル版山本リンダと認識しているのですが、あってますでしょうか? えっち映画というより、恐怖映画じゃないかと危惧しております。彼女の娘さん(名前忘れました)もヌードになっていまして(当然ながら現在のグレッチェンより若くてきれい)、親子鷹ならぬ、親子…なんというのかな? プロモーション写真はこちらです。この映画(というかDVD)のギャラやシーンに関しては、現在のところ「ヒ・ミ・ツ」だそうです。いや、個人的にはもっといろんな部分も秘密のままにしておいていただいて結構だったんですが。ま、私の嗜好の範囲外というだけで悪気はないです。グレッチェン、ごめんね(って知り合いじゃないですよ)。ちなみに、競演女優はリッタ・カディラック(知らないです)。熟女ファンの方々に、ぜひ感想を頂きたいな、と思っております。ホント、ブラジルって人知を超えた国ですねー。

2006.09.25
 大きな期待を寄せていたオリンパスE-1の
後継機のモックが発表されました。このデザインに激しく「勘違い感」を感じるのは私だけなのでしょうか…。キヤノンのEOSが20年前にやっていたことをこれからやります、という印象。それなら素直に、キヤノンで良いという気も(あくまで見た目で判断した場合)。1ボタン1機能をさらに進めた、と言えなくもないですけど。

2006.09.22
【ナナメ読み】
世界は少子化にどう向き合っているのか@大前研一氏/SAFETY JAPAN 
 …とくにコメントもなく…。日本に日系人がデカセギが行っているブラジルも、少子化に向かっていると言われます。低所得層における出生率が低下しているのが原因だそうで、これは、いわゆるセルトンにおける人口爆発(とそれに伴う国内移民といった従来の高出生率)が変化しているだけでなく、サンパウロ州の内陸部でも同様に、少子化が進んでいるとか。
 ところで本日、とあるショッピングセンターを家族で歩いていたところ、モデル事務所の人だというおばさん(ブラ妻が頂いた名刺には社名等だけでおばさんの肩書きはなかった)から声をかけられた(といっても、私やブラ妻ではなくてハチ娘ですけど)。こんなことがブラジルでもあるんですね。中途半端に夢を描けない性格からか(笑)、連絡を取ったところで「写真撮影料が…」とか「登録料が…」とかでボラれるんだろうなーと、思案中。

2006.09.21
 リベルダーデで買い物をした帰り、ブラ子さんとばったり。立ち話をしていたところに、ブラ子さんの友人が。で、私は全く知らなかったんですが、サンパウロ新聞の社長が交代したそうな。社長ったって、件の自称社主(実際は専務)ではなくて、本当の社長(水本エドゥアルド氏)だそうです。さらに、自称社主がいよいよ社長か、と思ったらこれまた違って社外から就任とか。同社の競売回避策のひとつなんでしょうか(というか、本当にそこまで経営難になっているのかどうかも不明ですけど)。
 個人的にはそんなことよりも、以前、私の尊敬する新聞人のひとり、故・沖本さんが「サンパウロ新聞は株式会社になるにあたり、一部の有力者に株を販売したけれども、これまで一度も株主総会を開いていないという噂だが…」とおっしゃっておられたことが、どうも事実に反していたんじゃないかな、と思えることに感慨を覚えたりなんかしています。サンパウロ新聞側はこうした意見に対して、「株式は身内のみ」と主張されていました。実際、こうもあっさり社長が交代というのは、やっぱり株は身内だけだったという感じですか。それとも、株式の譲渡を伴わない、単なる人事なんですかね。株式が譲渡されたのなら、評価額はいくらだったのでしょうか?? ま、株式を公開していないので、金をかき集めたところで買収なんてできないのですが(って、買収以前に、そんなお金すらなくても興味が湧きませんか?)。

2006.09.20
 おなじみ(元祖)グロベレーザ。今年のカーニバルでは、誤って約100枚近い、彼女の写真を消去してしまった…。てか、そんなに気合いを入れるなって感じではありますが(笑)。手元に残された写真は、ご覧のように、重要な部分が、しかも悔しいぐらいのところでスッパリと切れてしまっている(涙)。

2006.09.19
【ナナメ読み】
日本移民の「あしあと」残す@ニッケイ新聞
 本日未明、田舎から戻ってきました。で、この記事。写真に上原幸啓・百周年理事長とあって、「発足式の写真かな?」と思っていたら、どうもそうではないらしい。百周年(委員会なのか?)って、魔宮のようなところですね。

2006.09.17
【ナナメ読み】 シリコンバレー ビジネス情報 プラス  日本からの移民の話
 ブラジルも百周年をお祭りパレードにして浮かれる前に、こういう視点から、過去から未来を考えてほしいもの。
 それから、
Juncoさんから「前はどうなってるんだ?」ってご指摘を受けましたので。「前からスタートしてお尻に至ったんだけどなぁ…」と思っていたら、確かに「前」は写っていなかった。こんな感じです。

2006.09.16
 ということで、やっぱりアドリアーネ・ボンボンの腹筋じゃないですかねー。確か、1児の母なんですが。

2006.09.15
 昨日からブラ妻の実家にきております。
 さて。アラウージョ様のアップもどうぞ。そして(たぶん)日本ではみられないタイプの体型といえば…(次回に期待ください)。

2006.09.13
 ついつい「ドロンジョ様」というフレーズを思い出してしまう、ヴィヴィアーネ・アラウージョ(↓の方)が、来月号のPlayboyでヌードになるんだとか。バストよりも太もも(あるいはお尻)に視線が…という雰囲気の方ですねー。どうやら来年も同じエスコーラ・デ・サンバから出場されるみたい(実は今年の撮影時点では、有名人だというのを知らなかったんだなー)。その昔、取材の関係で(友人が)家まで送迎するのに後部座席でご一緒した
Proibida do Funkも、私の腰ぐらいありそうな太もも(当時はまだ、スリムだったのだ…)でぶったまげましたが、ドロンジョならぬアラウージョ様の太もももすごいですね。ファッションモデルとは対局にありそうですが、こちらの方が健康的な印象がするというのは、私の感覚がブラジル人化しているんでしょうか?

2006.09.12
 間隔が開いてごめんなさい。
 ところで、百周年テーマソングの歌詞が決定したようですね。「海を渡って100周年」なのだとか。ま、選考委員の年齢が高いので仕方ないのでしょうが、百年の結果であるデカセギは海を渡ってはいないわけで、二世の共感を得ることができるのかどうかに注目したいですね。「移民(渡航)百周年=emigração」なのか、「移民(の活動)百周年=imigração」なのか、その他の式典や行事はどちらに振れるのでしょうか?

2006.09.08
【ナナメ読み】
 アメリカ下院が、馬肉禁止法案を可決@Sasayama’s Weblog 
 ブラジルが馬肉輸出国とは知らなかった。その昔、農業関係者から「国内でこっそり(牛肉に混ぜて)消費している」と聞いたことがありましたが…。
 ところで。独立記念日の前日(つまり6日)、さる方とリベルダーデの一角でお会いしました。百周年の委員長交代の話や樹の会ってどうなったんだろ?とか、その他もろもろ。ということで、印象に残った話をふたつ。
 
「(百周年などの団体に、人的な面であれ資金的な面であれ)協力するためには、その団体に眉をひそめたくなるような人が参加していないことが条件」。つまり、トップだけ交代しても、安心はできませんってことですね。日本語新聞が持ち上げても百周年が盛り上がらないのは(あと、新聞が大々的に報じた「樹の会」が空中分解しているのも)、そういう新聞の人以上に周囲の皆さんが、団体の深いところまでよく見ておられる結果なんですね。それから、「明日(7日)サントスを案内する予定です。コースは―(ここがキモなので秘密)―なんです」と、この地域の歴史、立地、日本人との関わり、特産品という視点からコーディネートしておられたこと。「ブラキチ」を生み出す秘訣をかいま見ました。そして、その昔、ある県人会の記念式典での話を思い出したんですよ。日本から大型慶祝団がやってきたある県人会の記念式典の夕食会で、日本風のお魚料理が出たときのこと。同席していた慶祝団(といっても市民で自発的に参加された方)が、ぽつりと「うちの県はほら、日本海でも屈指の海の幸のおいしいところだから、ブラジル料理を食べてみたかった」。このご意見に私も妙に納得。でも、このサントス案内の話を聞いて、サイドストーリー(例えばしょうゆも苦労の末、味はともかくブラジルで生産しています)を聞かされていたら、この慶祝団の方の感想も異なったのではないかな?ということを考えたわけです。サントスで飲むコーヒーに、サンパウロでは味わえない何かを感じるように。

2006.09.06
 いろいろ…と続きます。

  ところで移民百周年記念協会の執行委員長交代劇って、実際のところ、どういう流れだったんでしょうね。第一報からして前委員長の発表ではなく、広報担当とはいえ当人以外からのリーク(と言っていいのかな)だったわけで、ちょっと引っかかっています。リークと言うより、むしろ意図的な情報操作に思えたのですが。というわけで、日本語新聞の論調にあるような、「これで一世も参加できる百周年になります!」と喜ぶのはおめでた過ぎで、ちょっと違うんじゃないでしょうか。だいたい、委員長以外の入れ替えすら(現時点では)ないのですから、再スタートでも仕切り直しでも何でもないのです。就任を渋った下本八郎元州議院議員の発言(他人経由で報じられたものですが…)も勘案すれば、これまでは「王政」で、そのおこぼれを狙っていた取り巻きたちが、「申請した支援額の300分の1も日本から出ないのだったら、ボスのおこぼれにあずかるどころか、俺たちまで食いっぱぐれだぜ!」と革命を起こして「カピタニア制」に移行、傀儡の王様を据えたってことじゃないかと思うんですよ。そして下本元州議は、「ダシ」に使われるのを渋った…と。一世を前面に押し立たイメージ戦略を新聞社も含めて展開しているのは、タイミングとして日本側(のお金)に配慮した結果のように思えたりするわけです。つまり、「現実路線で行くから前向きに予算を計上してね」ということであり、言い換えれば、各カピタニア(個別委員会)で儲かる仕組みに切り替える、と。だって、組織が機能していないのに、その組織を残してトップだけ交代して各委員の皆さんが(自分たちの責任問題に触れるどころか)安堵しているって、変じゃないですか? 別に、これが「初めて明らかになった真相!」と言い切る気はないですが(笑)。王政の次はカピタニア制で、さて、共和制に移行できるのはいつなんでしょう。リベルダーデ界隈で情報を集めてみたくなる話題ですね。
補遺
 以上のような想像をしている理由として、サンパウロ新聞の
この報道を元にすれば、「強い抵抗が出てくるかもしれないが、その場合、松尾氏を支援するのが渡部氏や私の役目」だそうで、
1)委員長の生殺与奪を、一部の委員が握っていること(委員会の事後承諾で可)。
2)支援するのは「円滑」だったり「民主的」だったりする委員会の運営のあり方(上原氏の辞任の理由)ではなく、松尾委員長であること。

 つまり上原氏辞任の経緯に加えて上の発言を加味すれば、(少なくとも)ふたりの意に添わなければ、松尾新委員長だって失脚する可能性があることを(反意的に)示していると言えなくもないな、と思えたのです。しかも今後の対外情報は、(一連の交代劇でもそうだったように)広報担当から、という情報管制を行う体制まで整っています。これまで以上に、日本語新聞の各記者の皆さんの活躍に期待したいところです。

2006.09.05
 さらに…。

2006.09.02
 後ろ姿。

(2006年8月はこちら

 

何でもブラジルデータ目次 l ページトップ

当サイトに掲載の文章や写真、図版その他すべての著作権は、断りのない限り美代賢志個人に帰属します。

Copyright (C) 2005 Kenji Miyo All right reserved.